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院長コラム,犬の診療,猫の診療
チェリーアイについて
チェリーアイは、瞬膜腺が脱出することで目頭に赤い腫れや塊が見える疾患を指します。
この腺は涙を分泌する重要な組織で、通常は瞬膜内側に隠されていますが、結合組織の弱さや炎症などの原因で外に飛び出してしまいます。
腫れた部分がさくらんぼのように見えるため「チェリーアイ」と呼ばれています。
症状は特徴的で、片目または両目にピンクから赤色の塊が現れます。
違和感や炎症が起きるため、目を掻いたり、物に擦りつけたりする行動が見られることがあります。
また、結膜炎やドライアイ、角膜損傷といった二次的な問題も発生しやすくなります。
治療には内科的治療と外科的治療があります。
軽症の場合、消炎剤の点眼や手動で腺を戻すことが試みられることもありますが、多くの場合外科的治療が必要です。
「ポケット法」などの手術で腺を正常な位置に固定することが一般的です。
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