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院長コラム,猫の診療,内科
猫の喘息について
猫の喘息は、気管支の慢性的な炎症によって呼吸困難や咳を引き起こす呼吸器疾患です。
原因は、はっきりと分かっていませんがアレルギーなどが関与するとされており、空気中のアレルゲン(ハウスダスト、花粉、タバコの煙、香料など)が考えられます。
症状としては、乾いた咳、ゼーゼーという喘鳴音、口を開けての呼吸、チアノーゼ(粘膜が青紫色になる)などが見られます。
特に夜間や早朝に喘息の発作が起こりやすく、重症化すると呼吸困難に陥ることもあります。
診断にはレントゲン検査などが用いられれますが、基本的には症状などから臨床的に判断します。
治療にはステロイド薬や気管支拡張薬の投与、ネブライザーによる吸入療法が行われます。
また、アレルゲンの除去やストレスの軽減など、生活環境の見直しも重要です。
喘息は慢性疾患であり、長期的な管理が必要ですが、早期発見と継続的な治療により、猫の生活の質を保つことができます。完治は難しいものの、適切な治療と環境管理で症状を抑えることが可能です。
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