僧帽弁閉鎖不全症について|地域密着型の熊本県宇城市松橋町にある動物病院|犬猫診療・治療
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院長コラム,犬の診療,内科,循環器科
僧帽弁閉鎖不全症について
心臓には4つの弁があり、左心房と左心室の間にある弁を僧帽弁といいます。
僧帽弁閉鎖不全症は僧帽弁の機能が悪くなることで、血液の逆流がおきる病気です。

この病気は犬の心臓病で最も多い病気であり、4つのステージに分けられています。

ステージA
 初期の段階では明確な症状が見られないことが多く、定期的な検査で様子をみていくことが多いです。

ステージB
 病気が進行すると「運動を嫌がる」「疲れやすい」「呼吸がはやい」「咳をする」などの症状がみられるようになります。
 症状や検査の結果により、飲み薬を開始します。

ステージC
 さらに病気が進行すると、「肺水腫(肺に水がたまって血液中に酸素を取り込めなくなる状態)」になり生命に関わる状態になります。
 症状や検査の結果により入院治療が必要になります。

ステージD
 一般的な飲み薬の量では安定しない状態です。「肺水腫」を繰り返すことも多いです。

診断には心臓超音波検査やレントゲン検査が用いられ、治療は進行を遅らせるための投薬が中心です。


根本的な治療法はなく、早期発見と適切な管理が重要です。