フィラリア症について|地域密着型の熊本県宇城市松橋町にある動物病院|犬猫診療・治療
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フィラリア症について

フィラリア症(犬糸状虫症)は、フィラリアという寄生虫が原因で発症する病気です。

この寄生虫は蚊を媒介として犬の体内に侵入し、主に心臓や肺動脈に寄生します。感染が進むと、咳、呼吸困難、疲れやすさ、食欲不振などの症状が現れ、重症化すると心不全や肺障害を引き起こすことがあります。


フィラリア症の予防は非常に重要で、蚊が活動する季節に予防薬を投与することで病気を防ぐことができます。

また、感染の有無を確認するために、年に一度の血液検査を受けることが推奨されます。


感染が確認された場合、治療には駆虫薬や外科的手術が用いられることがありますが、治療にはリスクが伴うため、早期発見と予防が最善の対策です。


フィラリア症は、屋外で過ごす時間が長い犬や蚊が多い地域に住む犬が特に注意が必要です。しかし、屋内で過ごす犬や、稀ではありますが猫にも感染することがありますので、犬と猫どちらも予防対策を徹底しましょう。