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院長コラム,犬の診療,内科,外科
子宮蓄膿症について
子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)は、ホルモンの異常によって起こる疾患で、子宮内に膿が溜まる状態を指します。
避妊手術をしていない犬で見られることが多いですが、まれに猫でも見られます。
通常、発情後にホルモンの一種であるプロゲステロンが過剰に分泌されることで細菌の侵入が起こりやすくなります。この細菌(一般的には大腸菌)は感染を引き起こし、子宮内に膿が蓄積されます。
主な症状には、多飲多尿、食欲不振、嘔吐、お腹の膨満感、そして膣からの異常な分泌物などがあります。
進行すると命にかかわる可能性があり、緊急手術が必要です。
治療法としては、通常、子宮と卵巣を摘出する手術が行われます。
早期発見が鍵であり、発症のリスクをなくすために、避妊手術を検討することが推奨されています。
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