慢性腎臓病(CKD)について|地域密着型の熊本県宇城市松橋町にある動物病院|犬猫診療・治療
パソコンを触る人

ブログ

ブログ

院長コラム,犬の診療,猫の診療,内科
慢性腎臓病(CKD)について

慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下し、老廃物や毒素を体外に排出できなくなる病気です。


この病気は特に高齢の猫に多く見られ、進行性で治癒が難しいとされています。


初期段階では症状がほとんど見られないため、飼い主が気づくのが遅れることがあります。進行すると、多飲多尿、体重減少、食欲不振、嘔吐、脱水などの症状が現れます。さらに進行すると、尿毒症や貧血、高血圧などの合併症を引き起こすこともあります。


原因としては、加齢、遺伝的要因、感染症、腎結石や尿路結石などが挙げられます。


治療法としては、腎臓への負担を軽減するための食事療法や、脱水を防ぐための点滴、薬物療法が一般的です。


また、定期的な健康診断を受けることで早期発見が可能となり、進行を遅らせることができます。飼い主としては、猫の飲水量や排尿の変化に注意し、異常があれば早めに獣医師に相談することが重要です。