猫の肝リピドーシスについて|地域密着型の熊本県宇城市松橋町にある動物病院|犬猫診療・治療
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院長コラム,猫の診療,内科
猫の肝リピドーシスについて

猫の肝リピドーシス(肝脂肪症)は、「急な食欲不振」が引き金となって肝臓に大量の脂肪が蓄積する病気です。


猫は飢餓状態になると脂肪動員が急激に起こり、肝臓で処理しきれなくなることで脂肪が沈着し、肝機能が障害されます。

特に肥満猫、ストレスを受けやすい猫、多頭飼育環境の猫でリスクが高い傾向があります。


主な症状には、長期間の食欲不振、体重減少、元気消失、黄疸(耳や白目が黄色くなる)、よだれ、嘔吐などがあります。

進行すると肝不全に至り、命に関わります。


診断は血液検査での肝酵素上昇、超音波検査での肝臓の脂肪化の確認、場合によっては肝生検で確定します。


治療の中心は「栄養管理」で、強制給餌や食道チューブ・胃チューブによる十分なカロリー補給が重要です。